美腸エステのパイオニアとして
ここでは、元看護師の経験を活かして起業し、美腸エステを立ち上げたDさん(仮名)について紹介します。多くの女性に美腸エステを広め、現在はトップセラピストの一人として活躍しています。
看護師から美腸エステの道へ
Dさんはもともと、国立の医療研究センターで看護師として勤務していました。そこでは子どもの患者さんと接する機会が多く、腸の状態が健康状態に大きく影響することを痛感したと言います。集中治療室に入る子どもの多くが、おなかが傷ついて症状が悪化することが多く、また、自分自身昔から便秘癖があり悩みを抱えていたことから、腸についてたくさん勉強するようになりました。医療機関においては薬で腸の治療をしていきますが、民間療法やマッサージなどを利用して健康的な身体を手に入れられるのではないかと考え、薬に頼らずに腸の機能を回復する独自のマッサージを開発し、美腸エステを立ち上げました。
美腸エステを施術した人は全国で1万人以上もいるほど、大人気のエステです。また、全国でセミナーを開催して腸の知識やケアについての話をしたり、著書を発表して腸に関する情報を発信しています。
独立してから
Dさんは、自分のように元看護師が起業するケースは珍しいと感じているようです。独立してサロンを持ったり講師として活動したいと考えている看護師は多いようですが、やはり収入が不安定な状態になることを恐れて踏み出せない人が多いようです。また、病院という特殊な職場で働いていたことから、営業活動や一般的な事務処理について独立当初は苦労したそうです。最初のうちはSNSを活用してモデルを募集し、安い金額でエステの施術を行いました。それを口コミで広げてもらい、やがて雑誌やテレビの取材が来るようになり、それをきっかけに一気にお客様が増えたとのことです。腸の悩み、特に便秘に関する悩みは病院に行くかどうか迷う人が多いので、美腸エステはそういった人たちにとって非常に助かる存在だったのでしょう。
パイオニアとして
美腸エステのパイオニアとして苦労したこととしては、最初のうちは記事で取り上げてもらってもなかなか内容を理解してもらえなかったことだそうです。そのため、訪れるお客様に対して根気よく説明し、内側から身体を整えることが美しさを手に入れるためには重要なのだと理解してもらうように努めました。その甲斐もあり、腸の環境を整える大切さや美腸エステの有効性が広まっていくようになりました。それはお客様だけではなく、エステで働く他のスタッフに対しても同様でした。
現在は協会の理事としても活躍しているDさんは、これからさらに美腸エステを世間に広めていくとともに、女性の社会進出について後押ししていけるような存在になりたいと考えています。