知識やスキルのブランクを取り戻すには
しばらく現場を離れていて、もう一度看護師として復職したいと考えている方の一番の悩みと言えば、ブランク期間中に失われた知識やスキルをどのように取り戻すかだと思います。
復職に対する不安
医療技術は日々進化しています。そのため、現場を離れている時間が長ければ長いほど新たに覚えなければならない知識が増えていくことになります。業務の感覚も薄れているので、現場のスピード感についていけるかどうかも不安でしょう。しかし、最近では人材確保の一環として潜在看護師に対する復職支援制度が充実しています。では具体的に、どのような勉強方法や復職支援があるのかをみていきましょう。
復職に向けた勉強
まずはおすすめの勉強方法を紹介します。新しい職場で働き始める前にどのような準備をしていけばいいのか、あらかじめ知っておきましょう。まず、現役のころは当然のようにこなしていた業務でも忘れてしまっている可能性があるので、基本的な知識を忘れていないかを確認します。それに役立つのが、学生時代に使っていた教科書です。最新の情報はのっていませんが、看護師としての基本的な知識が掲載されています。それを確認した後は、最新の知識を得るために参考書を使って勉強したり、復職支援セミナーに参加しましょう。また、スマホのアプリを活用して勉強する方法も便利でおすすめです。現役の看護師が使っているようなアプリを使えば、最新の情報をスムーズに学べます。
知識以外の部分で言えば、看護師はハードな仕事なので体力も必要です。そのため、空いた時間に身体を動かして体力づくりをしておくといいでしょう。
復職支援セミナーを活用
ブランク期間中に忘れてしまった知識やスキル、あるいは最新の医療技術について効果的に学ぶ方法として、復職支援セミナーに参加するのもおすすめです。復職支援セミナーとは、復職を希望する看護師に対して定期的に開催される研修会のことで、医療機関や自治体、人材紹介会社などが主催しています。
研修内容は様々ですが、バイタルサインや注射・採血、吸入、ポンプ操作などの基本的な看護技術の復習はもちろん、最新の医療機器を導入している病院の見学なども可能です。自分の目で直接現場の様子を確認できるのは不安解消につながります。自治体で開催されるものについては、自分の住む地域の自治体に確認しましょう。人材紹介会社などで開催されるセミナーについては事前にホームページで確認するか、登録時に担当者に伺ってみましょう。
