元看護師の復職ストーリー

元看護師のファイナンシャルプランナー

経験を活かしてファイナンシャルプランナーへ

経験を活かしてファイナンシャルプランナーへ

元看護師の経験を活かしてファイナンシャルプランナーとして活躍するBさん(仮名)について紹介します。人の役に立てて長く活躍できる仕事がしたいと思っていたBさんは、高校生のころに看護師になることを決め、看護学校に通い無事看護師の資格を取得しました。

看護師としての経験

看護師としての経験

看護師として働き始めたBさんは外科病棟へ配属され、主にがん患者さんの対応にあたることが多かったそうです。現場では患者さんから生活面やご家族に関する悩みを相談されることが多かったのですが、看護師としてどの程度まで話を聞いてあげればいいのかわからず戸惑うことも多かったそうです。特に金銭面の悩みからくる不安を抱える患者さんが多く、そういった悩みに敏感に反応してしまうBさんは、先輩から「感情移入しすぎだよ」と注意されることがよくありました。

通信教育のチラシがきっかけ

通信教育のチラシがきっかけ

ある日Bさんは、スーパーに置いてあった通信教育のチラシをみてファイナンシャルプランナーの資格に興味を持ちます。家計をやりくりするにあたって役立つのではないかと、軽い気持ちで通信教育の受講を決めました。そして勉強していくうちに、ライフプランニングの項目を眺めていると、その内容が患者さんが悩んでいたことを解決する手掛かりになることに気付いたのです。そして、ファイナンシャルプランナーの勉強で得た知識を患者さんに伝えることはできないかと考えました。
しかし、実際に看護師として働きながら患者さんへアドバイスをするのは難しいと気付きました。なぜなら、看護師はやらなければならない業務が多いので、患者さんの悩みに丁寧に対応すると本来やらなければならない業務が滞ってしまうからです。そこから徐々に、ファイナンシャルプランナーとして独立したい気持ちが高まっていったそうです。

がん専門のファイナンシャルプランナー

がん専門のファイナンシャルプランナー

その後Bさんは看護師を辞め、元看護師の経験を通して医療や患者さんのことを深く理解する「がん治療専門のファイナンシャルプランナー」として独立しました。がんは他の疾患とは異なり見通しが立ちにくいという特徴があり、患者さんは多くの不安を抱えています。そのなかでBさんは元看護師の経験を活かし、患者さんの心のケアを考えながら最適な提案をしています。金銭面の不安を解消することが患者さんの回復にも大きく影響することに気付き、医療的なアプローチ以外でも患者さんを助けることは可能だと実感しています。今後はさらに、がん治療に対して不安を持っている多くのがん患者さんのために仕事に励んでいきたいと意気込んでいます。